なぜ「無意識」なのか

有限会社創運舎のブログです。 創運舎は、無意識から湧き上がる「衝動エネルギー」の働きを踏まえて、心と環境を安定させる指導を行なうとともに、無意識の探究で見出した生と死のメカニズムをお伝えしています。

2026年01月

無意識の暴走期に起きること ~家族に訪れた暴走期~

無意識の働きが極端に活性化する暴走期(強制衝動期)には、衝動エネルギーが急増して深刻なトラブルが起きやすくなります。

この暴走期が家族のうち複数の人に対して訪れた場合、どんなことが起きるのでしょうか。
なお、いずれも実際のケースを基に、一部に変更を加えています。

◇Aさんと夫の両方が無意識の暴走期に入っていた時、夫の不倫が発覚しました。不倫が解消されても、いったん生じた溝は埋まらず、暴走期が終わる頃に離婚することになってしまいました。

◇Bさんの一家では、親子三人がほぼ同時に無意識の暴走期に入った時、父親に深刻な病気が見つかり、一家で営む仕事を休まざるを得なくなりました。

このように家族が同時に暴走期に入ると、家族全体に影響する問題が起きることになります。

無意識の暴走期に起きること

みなさんは思いもよらぬ事態が起きたとき、〝降って湧いたような〟トラブルに巻き込まれた!と感じるでしょう。
しかし実際はそうではありません。
私たちの無意識層には、持って生まれた苦しみのデータや、積み重ねた行動・言葉・思考パターンの偏りなど、「トラブルの素」とも言うべきデータが存在しています。
無意識の働きが極端に活性化する暴走期(強制衝動期)には、それらのデータから生まれる衝動エネルギーがトラブルをもたらすのです。

この時期にどんなトラブルが起きるのか、典型的な事例をいくつかあげてみましょう。
なお、いずれも実際のケースを基に、一部に変更を加えています。

◇専業主婦のAさんの夫が、先物取引で大きな損失を出しました。マイホーム用の貯蓄をすべて失っても取引を続けようとするので、Aさんは愛想が尽きて離婚を決めました。

◇会社員のBさんは、長期海外出張を打診されましたが、家庭の事情で断りました。代理として若手社員が出張したものの、現地の取引をまとめられず、結局、Bさんが責任を取らされる形で地方の子会社に出向になってしまいました。

「トラブルの素」ともいうべきデータはすべての人が持っており、生きている限りなくすことはできません。このため、無意識の暴走期のトラブルには誰もが無縁ではいられないのです。

ラベンダーライン

いつも「死」が身近にあった

今回は、「『いま、ここに存在する』という恐怖」に続いて、私が無意識の探究を始めるまでの道筋についてお話ししましょう。

私は幼い頃から、人間という存在についての疑問を抱いていました。それは、「死」を身近に感じる家庭環境にあったことも一因でしょう。

生家の隣で祖父が葬儀社を営んでいたため、友達の父親、親切にしてくれた近所のおばさんをはじめとして、多くの死に出会いました。しかもそれらの中には、夭死、自殺、横死など、穏やかならぬものが少なからず含まれていました。

自分もいつか死なねばならないうえに、思い通りに死ねるわけではないということが、やりきれませんでした。
葬儀に来る坊さん達に疑問をぶつけても、納得のいく答えは返ってきません。それなのに、死者の枕頭で「安らかなお顔で、良き処に逝かれたと思います」などと言うのが不思議でした。

加えて、戦争によって死の恐怖を刷り込まれた両親からも〝英才教育〟を受けました。
父は十四歳で満蒙開拓青少年義勇軍に入隊しましたが、大陸に渡った後、わずか二ヶ月あまりで終戦を迎え、軍の保護を失って厳寒の南満を逃げ惑うことになりました。母も焼夷弾の中を逃げ回った経験を持っています。
彼らは再び戦争が起きると信じており、息子に〝そのとき〟を生き抜く力をつけさせようとしました。狂気の時代をくぐり抜けた人間だけが知り得た知恵を、事あるごとに、小学生にもならない子供に叩き込んだのです。

このように私は、手厚い弔いから野晒しの骸(むくろ)まで、様々な死を目にし耳にする環境で育ちました。
人は必ず死ぬという現実を繰り返し突きつけられ、そのたびに、自分が突然この世から消える恐怖が呼び起こされます。私は子供ながらに、死というものから目をそらすことができませんでした。

無意識の暴走期に起きるトラブルは、回避する術がある

無意識の働きが極端に活性化する暴走期(強制衝動期)には、ほとんどの方に深刻なアクシデントやトラブルが起き、今までの環境が大きく崩れてしまうこともあります。
それはおよそ次のようなプロセスを辿ります。

暴走期に入ると、まず、強制作用によって、意識がその衝動特有の心の状態に変化します。
次に、衝動エネルギーが環境に投影されて、人間関係をはじめとするトラブルやアクシデントが起き、衝動の性質に沿った状況ができあがります。
暴走期の終盤では、衝動エネルギーは弱まり、トラブルやアクシデントは次第に消えていきます。

会員の人生をサポートするという私の仕事の中でも、暴走期への対策は大きなウエイトを占めています。
暴走期の対策として重要なのは、衝動が環境に影響する前に準備することです。私は、暴走期が起きる時期や、具体的にどのような影響があるのかを、会員一人ひとりに沿って予測しています。
それを踏まえて必要な対策を取れば、トラブルを回避、軽減し、環境の変化を緩やかにすることができます。この方法は、程度の差はあれ、ほとんどの方に効果が現れます。
つまり、暴走期のトラブルは回避する術があるのです。


無意識の暴走期をやり過ごせれば、人生の苦しみが減る

無意識の働きは極端に活性化する時期があり、そんな時には衝動エネルギーも非常に強くなります。
この無意識の暴走期(強制衝動期)には、ほとんどの方に、深刻なアクシデントやトラブルが起こります。

その深刻さがどの程度のものなのかは、私に初めて依頼される方の9割近くが暴走期に入っている、という事実から想像していただけるでしょう。
統計を取ってみると、驚くべきことに、年齢、性別、職業、悩みの内容に関係なく、初めて依頼される方の9割近くが、暴走期に入っています。つまり、家族や友人に相談してもらちが明かず、私という見ず知らずの他人に頼らざるを得ない状況に陥るということです。

会員でも、暴走期のトラブルを回避するのはたやすいことではなく、私の仕事の半分以上が、その対策に当てられるほどです。
無意識の暴走期とはそれほど苦しい時期ですが、別の見方をすれば、この時期を大過なくやり過ごせれば、人生の苦しみはずいぶんと減ることになるのです。

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