なぜ「無意識」なのか

有限会社創運舎のブログです。 創運舎は、無意識から湧き上がる「衝動エネルギー」の働きを踏まえて、心と環境を安定させる指導を行なうとともに、無意識の探究で見出した生と死のメカニズムをお伝えしています。

2026年02月

「無意識」というもう一人の自分

今回は、「いつも死が身近にあった」に続いて、私が無意識の探究を始めるまでの道筋についてお話ししましょう。

私は、幼い頃から人間という存在についての疑問を抱いており、そのうえ、常に「死」を身近に感じる家庭環境で育ちました。
そんな中で、いつしか「もう一人の自分」という考えが芽生えました。普段、何かを考えたり、感じたりしている自分を「表の自分」とするならば、心の中に、それとは別の誰かがいるのではないか、ということです。

きっかけは葬儀社を営んでいた祖父から聞いた話です。風邪ひとつひかない元気な女性が五十代で急死しました。彼女は亡くなる直前に、自らの死装束を用意していたそうです。祖父によれば、似たような話は、さほど珍しくないといいます。
なぜそんなことが起こり得るのかと考えるうちに、然るべき時に支度を促す何者かが私たちの内側に存在するのではないか、と思うようになりました。
 
成長するにつれて、「もう一人の自分」が存在するという考えは確信となっていきました。こう考えると、周囲の人々の行動の意味がよく理解できたからです。
ケンカをしながらも別れない両親、どうしても気の合わない友達、やめようとしてもやめられないクセ、お酒を飲むと性格が変わる人、普段は冷静なのにある事柄にだけ感情的になる先生。もう一人の自分がそうさせていると思えば、多くのことが腑に落ちました。

もう一人の自分は、隠された本音などとは次元が異なるもので、本音と建前を使い分ける表の自分の、さらに奥にいる存在です。
後に、もう一人の自分には「無意識」という名前があることを知ったのでした。


無意識の暴走期に起きること ~社長の暴走期と事業への影響~

無意識の働きが極端に活性化する暴走期(強制衝動期)には、衝動の干渉で本人や近親者に変動が起きるだけではありません。
社会的な活動範囲の広い人は、衝動の影響の及ぶ範囲も広くなります。
例えば、社長の暴走期に事業のトラブルが起きるようなことがあります。具体的な例を挙げてみましょう。
なお、いずれも実際のケースを基に、一部に変更を加えています。

◇中古車販売業を営んでいたAさんは、無意識の暴走期に数千万円を投じて社屋を新築しました。
完成した頃から業績が落ち始めて、わずか2年後には経営が立ち行かなくなり、結局、建物はディーラーに安価で譲渡されることになりました。

◇美容室を経営するBさんには、片腕とも言えるスタッフがいました。
いずれは支店をまかせることを考えていましたが、Bさんの無意識の暴走期にそのスタッフが競合店に引き抜かれ、多くの顧客も一緒に移ってしまいました。

無意識の暴走期に起きること ~蓄積したストレスは後から現れる~

無意識の働きが極端に活性化する暴走期(強制衝動期)には、衝動エネルギーが急増して深刻なトラブルが起きやすくなります。
暴走期に、強い衝動エネルギーがいくつも同時に干渉したり、立て続けに干渉したりすると、様々な問題が続出します。
この期間をなんとか乗り切れても、蓄積したストレスが後に心身の不調として現れることが多いため、注意が必要です。

例えば、会員のAさんは、ほぼ8年間連続して無意識の暴走期に入っており、数々の衝動に干渉されていました。その間に起きた、親の病気、自身の手術、転職等は、ほぼ私が予測した範囲に収まり、生活が壊れることなくこの期間を乗り切れました。
しかし、暴走期を過ぎて緊張が緩んだ頃、Aさんには更年期障害の症状が一気に現れたのです。

無意識の暴走期に起きること ~もらい事故ではありません~

無意識の働きが極端に活性化する無意識の暴走期(強制衝動期)には、一見すると「もらい事故」のように思われるトラブルが起きることがあります。
そんな事例をいくつかあげてみましょう。なお、いずれも実際のケースを基に、一部に変更を加えています

◇銀行員Aさんが無意識の暴走期に入っていた時、部下の融資した相手が反社会勢力の関連会社だったことが判明しました。
当時の法律には触れていなかったものの、Aさんは管理責任を問われ、異動という名目で左遷されてしまいました。

◇看護師Bさんの無意識の暴走期に、担当していた高齢の入院患者が行方不明になりました。
幸い数時間で無事に見つかりましたが、認知症が急激に進んでいたことを見逃したとして、Bさんが責任を追及されることになりました。

これらも実は、「もらい事故」ではなく、自分自身の持つデータが生み出したものなのです。

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