前回は、私たちが生まれながらに持っている深部データから生じる制約がマイナスの形で現れた場合、人生のウィークポイントになってしまうことがある、というお話をしました。
この現れ方が、バイパス化によってプラスの方向へ変わる事例をご紹介しましょう。

様々なバイパスルートのうち、最も効果が大きいのは職業です。例えば、親子3代で土木建築業を営んでいる会員がいました。彼らは、「暴力」や「バイタリティ」などの深部データの傾向を持っており、マイナス方向に現れた場合は、ケガや事故が多い、争いを起こしやすい、酒癖が悪いなどの形をとる恐れがあります。
しかし、彼ら親子の場合、体力を要する仕事の中で、積極性やリーダーシップを発揮することがバイパスの働きをして、ケガの危険はあるものの、経営や家庭は安定していました。

趣味も効果的なルートになります。例えば、変化・流動を求める傾向を持つ人が、頻繁に海外旅行をしつつ、一つの会社に長く勤めるケースや、攻撃性の傾向が強い人が、格闘技を長年続けつつ穏やかな日常生活を送るケースがあります。

このようなバイパス化によって、衝動エネルギーを社会に受け入れられる形で解放したり、独自性として活かしたりできるのです。