前回に引き続き、衝動抵抗力についてお話ししましょう。
衝動抵抗力は“衝動エネルギーをうまくさばく力”だと書きました。もう少し細かく見てみると、そこには次の3つの要素が含まれています。
〇意識の器の大きさ
衝動エネルギーを受け入れる能力で、これが大きいと投影作用が起こりにくくなります
「人生の『隠されたガイドライン』」の記事で、私たちの人生を、大海原をゆく小舟にたとえましたが、意識の器が大きいということは、舟が大きいということです。その分、嵐にも耐えやすいわけです。
〇自律性の高さ
衝動の強制作用を受けても、意識が本来の機能を維持できる度合いを表します。
〇衝動認識力の高さ
衝動エネルギーの変化を察知し、私たちに干渉している衝動の状態をいち早く見極める能力です。
私たちは、衝動エネルギーそのものは認識できません。しかし“内側”へ向けた感性が研ぎ澄まされると、現実のトラブルが起きる前に、衝動の干渉を感じ取り、対策を講じることができます。
これらの総合力が強いほど、衝動の影響を何とか乗り越えられることが多いのです。