なぜ「無意識」なのか

有限会社創運舎のブログです。 創運舎は、無意識から湧き上がる「衝動エネルギー」の働きを踏まえて、心と環境を安定させる指導を行なうとともに、無意識の探究で見出した生と死のメカニズムをお伝えしています。

無意識の暴走

暴走期の影響を弱める「バイパス化」という手法 その3

前回に引き続き、衝動エネルギーの抜け道を作る「バイパス化」の手法をご紹介しましょう。

2つめは、「方向転換」という方法です。これは、意図的に〝出口〟を作って衝動エネルギーを誘導し、破壊的な形で具現させないようにします。以前にお話しした看護師の会員の例は、この現象が自然に起きていたと考えられます。
会員への指導の際は、衝動エネルギーを害のない形で具現させるだけでなく、より肯定的で望ましい形へと誘導しています。

例えばある女性は、言い知れぬ不安感といら立ちに苛まれて引きこもり状態になっている時に、創運舎を知り入会しました。
この時、彼女は無意識の暴走期(強制衝動期)で、「混乱」を招く強い衝動に干渉されていました。これは強い不安感をもたらす一方、イマジネーション能力を拡大させる働きも持つ衝動です。
彼女はもともとピアノの心得があったので作曲を勧めたところ、たちまち熱中して、心は急速に安定に向い、生活も落ち着いたのです。


暴走期の影響を弱める「バイパス化」という手法 その2

前回に引き続き、衝動エネルギーの抜け道を作る「バイパス化」についてお話ししましょう。

前回は、看護師の会員がオペ室に勤務している間だけ、争いを誘う衝動の影響が現れなかった、と書きました。これはバイパス化が自然に起きた例ですが、意図的に引き起こせれば大きな効果が期待できます。
そういう視点で模索した結果、衝動エネルギーをバイパスさせるための方法が2つ確認できました。

今回ご紹介するのは、「分散」という方法です。これは、衝動エネルギーに沿った状況を小さい規模であえて何度も作り出し、力を一ヶ所に集中させないようにします。

簡単な例をあげると、体の痛みやケガを招く衝動の干渉に対しては、歯石の除去などの歯科治療に通うという方法があります。
治療による小さなケガを意図的に負うことで、衝動エネルギーを分散させ、大きなケガを起きにくくする効果が見込めるのです。


暴走期の影響を弱める「バイパス化」という手法 その1

今回は暴走期(強制衝動期)の影響を軽減するために、実際に私が行なっていることをひとつご紹介しましょう。
それは、衝動エネルギーの抜け道(バイパス)を作って、衝動の力を分散させたり、方向転換させたりすることで、大きなトラブルや変動を回避する「バイパス化」という手法です。

この手法を見出したきっかけは、看護師として働くある会員を指導した経験です。彼女は、争いや対立を誘う衝動に影響されやすく、頻繁に同僚と衝突していました。しかし、オペ室に勤務した1年間だけは衝突がほとんど起きませんでした。
これは、極度の緊張を伴う手術という非日常的な場面に身を置くことによって、衝突を招くエネルギーが解放されていたのでないかと考えられました。

そう考えると、同じような現象は他にも思い当たりました。そこから私は、衝動エネルギーのマイナスの影響を回避するために、この現象を活かせないかと思い始めたのです。
バイパス化の具体的な効果は、次回お話ししましょう。

無意識の暴走期の成功は永続しにくい

無意識の暴走期(強制衝動期)は必ずしも困難な状況をもたらすとは限りません。しかし、プラスの状況が生じても、エネルギーが強すぎるために勢い余ってマイナスに転じることが多いのです。

例えば、暴走期に、仕事の成功を後押しする衝動エネルギーに干渉された場合、いったんは仕事の状況が上向きになりますが、すんなりとは長続きしません。
大抜擢で栄転したものの、意欲が空回りして大きなトラブルを招く、あるいは、売り上げが急に伸びたものの対応が追い付かず、かえって評判を落とす、といったケースです。

つまり、暴走期に現れたプラスの状況は、なかなか永続させられません。会員の場合でも、プラスのままで終わらせるには細心の注意を払ってサポートすることが必要です。
このため、暴走期の特徴をわかりやすく伝えたいときには、「トラブルが起きる時期」と簡潔に表現しています。

無意識の暴走期には、努力が足りないと自分を責めてしまう

無意識の暴走期(強制衝動期)には、心や環境が大きく変化します、そんな変化に対して、多くの方が陥りがちな反応のパターンがあります。
前回に引き続き、典型的なものをご紹介しましょう。

 生真面目な性格の人に多い傾向として、暴走期に問題が起きると「努力が足りないからだ」と自分を責めることがあります。
悩みやトラブルの根本的な原因がわからないため、「努力不足」という理由付けをし、自分を責めたり反省したりすることで、免罪符を得た気分になるのかもしれません。

しかし、相手は無意識であり、自分を責めたところで力が弱まるわけではなく、かえって、冷静な判断ができなくなってしまいます。
衝動の正体を見極めて、影響を弱める方法を具体的に講じなければ、現状は変わらないのです。

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