前回に引き続き、衝動エネルギーの抜け道を作る「バイパス化」の手法をご紹介しましょう。
2つめは、「方向転換」という方法です。これは、意図的に〝出口〟を作って衝動エネルギーを誘導し、破壊的な形で具現させないようにします。以前にお話しした看護師の会員の例は、この現象が自然に起きていたと考えられます。
会員への指導の際は、衝動エネルギーを害のない形で具現させるだけでなく、より肯定的で望ましい形へと誘導しています。
例えばある女性は、言い知れぬ不安感といら立ちに苛まれて引きこもり状態になっている時に、創運舎を知り入会しました。
この時、彼女は無意識の暴走期(強制衝動期)で、「混乱」を招く強い衝動に干渉されていました。これは強い不安感をもたらす一方、イマジネーション能力を拡大させる働きも持つ衝動です。
彼女はもともとピアノの心得があったので作曲を勧めたところ、たちまち熱中して、心は急速に安定に向い、生活も落ち着いたのです。